私の夢と彼女と一緒に絵本を読んだ思い出と

身体障害がある私はパソコンで文章を打つのが好きで少年時代から詩や小説を作っており、今は文章を書く仕事に就いているのです。

私自身の口から言うのは恥ずかしいものの、作った文章はある程度の評価がありました。

そういうことで私は作家になりたいと思うようになったのです。

ところが私の才能に気づいた親が無理やり文章を作らそうとした時期もあり、高校ぐらいからそういうことも含めて嫌になってしまいました。

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それから7年ぐらい時は流れ、私は当時通所し始めた介護施設で1人の女性と出会ったのです。

彼女は学校の先輩であった一方、3つ学年が離れていたために本格的に接点を持ったのは当時が初めてとなりました。

彼女には知的障害があって接する中で男性の低い声が苦手だということがわかってきたのです。

私自身も最初はそういう事情をわかっておきながら、自分の声で彼女を驚かせてしまったことが多々ありました。

それでも私のところに自分からきてくれるようになったので、いつしか彼女のことが好きになってしまったのです。

しかし話すことができない彼女と私の思いとの差があろうがなかろうが、実際のところはどうなのかは確認しようがありません。

当時はその思いを私は詩にして自分で読んで満足していたのです。

そんな中である時、私がほかの仲間と絵本を読んでいると彼女も笑顔で聞いてくれていました。

これに味を占めた私は彼女が笑顔になってくれると信じて絵本を読み続けたのです。

施設にはけっして絵本が多くなかったため、同じものを何度も読むこともありました。

また彼女が笑顔になったのは絵本を読んでもらったことなのか、それが私だからかはたまたほかの理由で嬉しかったのかは今でもわからないのです。

ただ私は当時、彼女と過ごすそんな時間が何よりの楽しみとなっていました。

その中で私は絵本に関わる仕事をしてみたいと思ったものの、そのハードルは低いものではありませんでした。

ただこれらのことは思い出として私の心の中に残っています。